2006年07月18日

自転車には速度制限がない?

おいおい。

自転車関係の情報に接していると、たまにこんなわけのわからないことを書いている人がいてビックリするんだけど、そんなわけないじゃない。

確かに道路交通法施行令では速度制限についてちゃんと書かれてるのはこれぐらい。

(最高速度)
第11条 法第22条第1項の政令で定める最高速度(以下この条、次条及び第27条において「最高速度」という。)のうち、自動車及び原動機付自転車が高速自動車国道の本線車道(第27条の2に規定する本線車道を除く。次条第3項において同じ。)以外の道路を通行する場合の最高速度は、自動車にあつては60キロメートル毎時、原動機付自転車にあつては30キロメートル毎時とする。

これだけ見ると、確かに自転車やそれを含む概念の軽車両の速度はどこにも規定されてない。つまり、可能であれば歩行者が 100km/h で走っても罪にはならないのと同じように、自転車も出せるないくらでも出していいって解釈?

違う違う。道路交通法の第22条をよく見てみよう。

(最高速度)
第22条 車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。

第2条の(定義)を見ればわかるように、この「車両」には自転車も含まれます。

確かに穴のある規定だなぁ、とは思うけど、字面通りに解釈しても自転車の制限速度は、少なくとも標識や路面に速度表示がある場合はその速度まで、でしょ。 現実的に制限速度表示のない道路なんて少なくとも都内じゃほとんど見ないから、結局ほとんどの場合自転車の制限速度は自動車と同じ。ヘルメットが義務化されてる原付の速度が建前上最大30km/hってことになってることを考えると相当おかしいけど。

30km/h 制限ぐらいなら自転車でも簡単に破れるから、もし万が一逮捕されたら、即赤切符で交通裁判所行き→前科つき だよ。多分過去に検挙された例はないと思うけど、法律のグレーゾーンを都合のいいように利用してると痛い目に合うって、ホリエモンが身を持って教えてくれてるんだから、少なくとも趣味で乗ってる人ぐらいは自覚を持とう。

ついでに歩道を走る場合はこれ。

(普通自転車の歩道通行)
第63条の4 普通自転車は、第17条第1項の規定にかかわらず、道路標識等により通行することができることとされている歩道を通行することができる。

2 前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。

徐行っていう表現が微妙だけど。

(定義)
第2条 20.徐行
車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。

教習所では自動車の「徐行」の目安は15km/h だと言ってた記憶。これをタイヤがロックしてもスリップ無しで即停止できると解釈すると、自転車もせいぜい同じぐらいか、ブレーキの効きの甘いママチャリなら 12km/h ぐらいが限界です。人が小走りで追いつけないような速度で歩道を走ってる自転車は全部アウト!

もういっちょついでにいうと、歩道で歩行者が自転車に道を譲る義理はまったくありません。親切で譲ってあげるならともかく、自転車に謝ってくれる気の良い人が多いんだけど、まるで逆。むしろ自転車がお礼を言わなきゃダメ。ましてや警音器(ベル)をヂャリヂャリ鳴らして歩行者を蹴散らしているような奴は、第54条の警音器使用制限違反じゃ、ボケ!(何度か怒鳴りつけてキョトンとされた経験あり)

テレビとかも暴走自転車がどうのとか煽る前に、基本的なルールを啓蒙してくれ、頼むから。
posted by VOT at 14:14| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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