確かに最近アニメのエンディングのクレジットなんかにもあるわりには、ネット上にあんまり情報がないみたいなんで、せっかくだから「第2原画」について説明しときます。
あ、でもこの手の話って会社によって方言があったりするし、間違ってても嫌なので、間違いがわかる人がいたらコメントください。よろしく。
さて、説明の前にまず「原画」っていう工程、「原画マン」って人たちは何をしてるなのかっていう点を理解してもらわんといかんのですが、実例がないと多分ピンと来ないのですね。
↓こちらを参考にしてください。小さいですが実例の画像もありますし、流れもわかりやすいです。
上記のサイトで「レイアウト」と「原画」の工程を担当しているのが、アニメのエンディングで「原画」にクレジットされている人たちです。
で、最終的に完成した原画は(作画監督の修正シートと一緒に)、動画マンのところに送られて「動画」になります。この時行われるのは原画と原画の間を埋める絵を作成する「中割」と、仕上げ(着色)のために線を綺麗に清書する「クリーンアップ」です。後者は漫画家さんの「ペン入れ」だと思ってください。質の良い動画は、ちゃんと線の強弱もつけられてんのよ、鉛筆で。同トレ(中割で作成した以外の内容的には原画とまったく同じ動画)だからって、単に線をなぞってるだけじゃねーのよ。
つまり、最終的に完成してる原画っていうのは、動画さんのために細かくキッチリ書き込まれてないと困るわけです、原則的に。原画にない線やパーツを動画さんが勝手に付け足すわけにはいかないのです、原則的に。目の中のキラキラとか、服の模様とか、メカについてるネジとか。線は多少ラフでもいいですけどね。
ただ、そういう書き込みの部分って、原画の仕事の中では結構面倒くさいというか、単なる作業に近い面もあるわけです。どういうアングルの絵がどういうタイミングで映るのか、という、アニメの「動き」の部分なんかを伝えるだけだったら、そんなに書き込む必要はないわけですね。
というわけで、「レイアウト」を書いて原画の大雑把なアタリ(ラフ原画)まで作る人を「(第1)原画」、それをきっちり書き込んで動画に回せるようにする人を「第2原画」と言ったりします。前者はあんまり言わないかな。
まぁ、これによって、アニメファン受けするようなダイナミズムのある動きを作りだせる腕のある原画マンの負担を少しでも減らしていこう(そしてたくさんの仕事をやらせよう)ってことですね、要するに。
ぶっちゃけ昔から作画監督のこだわりだったり新人原画マンの育成だったり、時間のなくなった原画マンが尻ぬぐいを他人に押しつけたりで、場合によってやってたことなんですが、最近は表だって目にするようになってきました。工程の一つとして認識されてんですかね。第2原画から外国に出す作品が増えてきたからかな。
ようするに第2原画にクレジットされてるような人たちは、動画マンを卒業して原画マンに至る途中ぐらいにいる人たちです。たまに「ものすごく偉い人」が「かなり偉い人」に2原やらせてることもあったりしますが。基本的には彼らが育って、未来のアニメ業界を支える職人になってくれるわけですから、アニメファンは応援しましょうね、是非。


